今日のペンスケッチ らっかせい




  171011 落花生 web用 イエロー地

        (ポストカード大)


映画 サーミの血 ☆☆☆☆

■ Sameblod 2016年 108分
  スウェーデン/ノルウェー/デンマーク
  
     
 (センチュリーシネマ) 
■ 監督 アマンダ・シェーネル
■ 脚本 アマンダ・シェーネル
■ 撮影 ソフィア・オルソン
      ぺトリュス・ショーヴィク
■ 
音楽 クリスティアン・エイドネス・アナスン

    1710101.jpg


    レーネ=セシリア・スパルロク
  1710102.jpg

    ミーア=エリーカ・スパルロク
  1710103.jpg

    マイ=ドリス・リンピ
  1710104.jpg

    
 3人の出演者が素晴らしい。

     今年必見の傑作!





映画 NEW シネマ歌舞伎 四谷怪談 ☆☆

■ 2016年 松竹 118分 (ミッドランドシネマ名古屋空港) 
■ 監督(舞台の演出・美術も) 串田和美
■ 出演 中村獅童 伊右衛門
      中村勘九郎 直助
       中村七之助 お袖
       中村扇雀 お岩 

       
      171007.jpg
 
感心したのは歌舞伎役者のタフネスだ。

連続した動作を操る持続力ある身体。
腹の奥から響かせる朗々とした声。
壊れるかと思うほどの歌舞く顔面。

歌舞伎は桟敷で実際に観る芸術だと得心。
高い入場券を払ってもいつかこの目で見てみたい。


映画 スイス・アーミー・マン ☆☆

■ SWISS ARMY MAN 2016 スウェーデン/アメリカ 97分
             (センチュリーシネマ)  
■ 監督 ダニエル・シュナイナート
       ダニエル・クワン
■ 脚本 ダニエル・シュナイナート
       ダニエル・クワン
■ 撮影 ラーキン・サイプル
■ 音楽 アンディ・ハル
       ロバート・マクダウェル


  1709281.jpg


ハンクはどうして無人島にいたのか。
死体の青年はどこからどう流されてきたか。

その原因や経緯はこの映画ではどうでもよい
ことであるらしい。

死体はハンクにとってどんな存在なのか。

映画の作り手たちはそれを伝えたいようだが
死んだ人をアーミーナイフのように扱う発想
と映像を延々と見せられると、ハンクの苦悩
に共感するどころではなく、言いようのない
不快感が突き上げてきた、というのが正直な
ところである。

私はこの映画の何かを見落としているのか。
そんな疑問が生じた作品だった。

名古屋職人展 オアシス21

9月24日 「尾張名古屋の職人展」

栄のオアシス21で開催中の職人展に出かけた。
伝統を守り技を極める職人さんたちが集まっていた。




17092401.jpg


名古屋扇子
17092402.jpg  
ちょっと季節は過ぎたが、扇子に興味があっ
たので時間をかけて眺めた。

名古屋扇子は宝暦(1751~1764)頃に京から
名古屋城に近い西区の地に伝わったらしい。
武士のなかには扇子つくりを内職にしていた
者もいたとか。

現在でも名古屋扇子は年間200数十万本
造られていると言われている。

扇子1本でも、「骨屋」「紙屋」「絵屋」「
折り屋」が係わり、手間のかかる作業を経て
出来上がるのだ。

さて、山内美鳳という書家の揮毫した扇子が
目に留まった。賢治の「雨ニモ負ケズ」の詩
が書かれている扇子である。

最近自分には謙虚さが欠けているのではないか
と思うときがある。
いまこそ戒めの謹風をわれに送れ。
この扇子を買うことにした。


17092403.jpg

職人さんたちの仕事の所作を見ていると
つくづく謙虚に精進することの美しさを
感じる。


17092405.jpg

17072403.jpg

17092404.jpg

手仕事のおもしろさ、いとしさがこの頃
分かるようになってきた気がする。

 

DVD ジプシーのとき ☆☆☆☆

■ DOM ZA VESANJE 1989年
   ユーゴスラビア 126分
■ 監督 エミール・クストリッツァ
■ 脚本 エミール・クストリッツァ
      ゴルダン・ミヒッチ
■ 撮影 ヴィルコ・フィラチ
■ 音楽 ゴラン・ブレゴヴィッチ
   

ジプシーのとき00


クストリッツァの映画は、哀しくて、可笑しい。
絶望的のようで、楽観的でもあり、人生の不可思
議さを多彩な人物を通して見せてくれる。

それにしても、どうしてあのような魅惑的な映像
を創造できるのだろうか。

この作品は、95年の「アンダーグラウンド」や
98年の「黒猫・白猫」に先んじて製作された傑
作である。




ジプシーのとき03

ジプシーのとき01


映画 ハイドリヒを撃て!「ナチの野獣」暗殺作戦 ☆☆☆

■ ANTHROPOID 2016年 チェコ/イギリス/フランス 120分
           (名演小劇場)
■ 監督 ショーン・エリス
■ 脚本 ショーン・エリス
            アンソニー・フルーウィン
■ 撮影 ショーン・エリス
■ 音楽   ロビン・フォスター

1709211.jpg

ナチスの魔の手で蹂躙されるプラハの街。

ハイドリヒを暗殺すれば、事態は好転していくのか。
むしろ苛烈な抑圧が展開されるのか。

この映画のキーポイントはその一点にある。


1709212.jpg








映画 オペレーション・メコン ☆☆☆

■ 湄公河行動 2016年 中国 140分
                  (シネマスコーレ)
■ 監督 ダンテ・ラム
■ 脚本  チュー・カンキ
              ラウ・シウクワン
              タム・ワイチン
              エリック・リン
■ 撮影 フォン・ユンマン
■ アクション監督 トン・ワイ
■ 出演 チャン・ハンユー
     エディ・ポン


1709182.jpg 

久々のダンテ・ラム監督作品の名古屋上映だ。
ラムの映画チームが見せる香港クライムアクションを
期待して映画館へ行った。

ラオス、タイ、ミャンマーにまたがる黄金三角
地帯の麻薬集団の撲滅のアクション映画である。

「密告・者」「証人」で私を魅了したラムのアク
ションシーンは、本作でもパワーアップして、2時
間20分の長尺をノンストップで疾走する。

ショッピングセンターのフードコートでの銃撃戦。
機関銃で特警を殺傷する麻薬漬けになった少年たち。
追う者と逃げる者の攻防。カーチェイス。
危機一髪のハラハラドキドキの連続である。

しかし「ブラッド・ウエポン」「激戦」で見せた
個人の哀しみや怒りはわずかに描かれるばかりで、
国家への献身ぶりの方が強調されているように感じた。

本作の製作が「香港」もしくは「香港・中国」ではなく
「中国」であるのも気がかりだ。
ダンテ・ラム監督には香港資本で、個人の怒りに満ちた
犯罪アクション映画をもっともっと撮ってほしい。



1709181.jpg 


夏の嵐 ☆☆☆☆

■ 1954年 イタリア 119分 (WOWOW)
■ 監督 ルキノ・ヴィスコンティ
■ 原作 カミッロ・ボイト
■ 脚本 スーゾ・チェッキ・ダミーゴ
       ルキノ・ビスコンティ
■ 撮影 
G・R・アルド
       ロバート・クラスカー
■ 出演 アリダ・ヴァリ
      ファーリー・グレンジャー 

1009101.jpg
  



1709102.jpg


恋しい。
恋しい。
あの人が恋しい。

その恋慕の情は
他人にはきっと愚かしい狂態と映るのだろう。

でも、狂態がなぜ悪い。
愚かでなぜ悪い。

壮大なスケールで華麗に描く女の真情。
ビスコンティが撮ると
なぜ、かくも胸を打つのだろうか。


   

DVD カサノバ ☆☆☆☆

■ IL CASANOVA DI FEDERICO FELLINI
    1976年 イタリア 154分
■ 監督 フェデリコ・フェリーニ
■ 脚本 フェデリコ・フェリーニ
       ベルナルディーノ・ザッポーニ
■ 影 ジュゼッペ・ロトゥンノ
■ 音楽 ニーノ・ロータ
■ 美術 ダニロ・ドナティ

 

  170903.jpg   

フェリーニのまえにフェリーニ無く
フェリーニのあとにフェリーニ無し

肉感的な嬌態
官能的で滑稽
狂瀾で純粋

フェリーニは映像の魔術師である。