映画 バーフバリ 王の凱旋 ☆☆☆☆

■ BAHUBALI 2 2017年 インド 141分
   (ミッドランドスクエアシネマ) 
■ 監督 S・S ・ラージャマウリ
■ 脚本 S・S・ラージャマウリ
■ 撮影 K・K・センティル・クマール
■ 音楽 M・M・キーラヴァー二
■ 出演 プラバース


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2時間半をあれよあれよと楽しんで
過ごせる傑作活劇インド映画だった。

歌あり
踊りあり
奇想天外のアクションありの
シネマオペレッタである。


巨大な象が雄叫びを上げ
人間どもが何度も空に舞い
インド太鼓がリズムをきざむ
娯楽満載の映画の極致!


正月早々こうした映画に出合って
とても幸福な気分になった。


DVD 黒の魂 ☆☆☆☆

■ 2014年 イタリア/フランス 103分
■ 監督 フランチェスコ・ムンズィ
■ 脚本 フランチェスコ・ムンズィ
       ファブリツィオ・ルジレッロ
      マルリツィオ・ブラウッチ
■ 撮影 ヴラダン・ラドヴィッチ
■ 音楽 ジュリアーノ・タヴィアーニ
■ 出演 マルコ・レオナルディ
       ペピーノ・マッツォッタ
       ファブリツィオ・フェラカーネ 

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南イタリアのマフィアの家族。
その悲劇の様が蒼く沈んだ画調で描かれる。

父親を敵のマフィア一家に殺害された三兄弟
の生き方と考え方の違い。

屈従と復讐心を同居させながら
安息を手に入れたいがために
過去を忘れようと欝々と生きるか

血で奪ったものには、必ず血で贖わせるため
若者を焚き付けてでも、報復に走るか


やがて、決定的な悲劇が。


長男ルチャーノの最期にとった行動は
あまりにも沈痛で重く
深く頭を垂れるより他はない。


「ゴッド・ファーザー」をも凌駕するほどの
イタリア抗争映画の傑作!
と云っても大げさではないだろう。




 

年賀状 2018 戌


                  2018年 正月

 2018 平30 年賀状


映画 勝手にふるえてろ ☆☆☆

■ 2017年 117分
 
(ミッドランドシネマ名古屋空港)
■ 監督 大九明子
■ 原作 綿矢りさ
■ 脚本 大九明子
■ 撮影 中村夏葉
■ 音楽 高野正樹
■ 出演 松岡茉優  
 




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良香のキャラクターの面白さが
この映画の見どころといってよ
いだろう。

原作、脚本、撮影、監督すべて女子。

コミカルでナイーブでポジティブ。

思わず声を掛けたくなる映画。
妄想と現実の狭間をずぅーと走っていけ。ヨシカ!



DVD 日本で一番悪い奴ら ☆☆☆

■ 2016年 135分
■ 監督 白石和彌
■ 原作 稲葉圭昭
■ 脚本 池上純哉
■ 撮影 今井孝博
■ 音楽 安川午朗
■ 
出演 綾野剛

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映像の躍動感が素晴らしい。

2013年の
「凶悪」でその名を
知らしめた監督白石和彌。

アウトローの人間を描いて、観
る者を震撼させる才能は貴重だ。

来年5月12日公開の最新作「孤
狼の血」の封切りが待ち遠しくて
たまらない。


DVD 聖の青春 ☆☆

■ 2016年 124分
■ 監督 森義隆
■ 原作 大崎善生
■ 脚本 向井康介
■ 撮影 柳島克己
■ 音楽 半野喜弘
■ 出演 松山ケンイチ
       東出昌大
       リリー・フランキー

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二人の天才棋士。
村山聖 1969年生まれ

羽生善治 1970年生まれ

命を削る将棋の勝負。

1998年NHK杯決勝。
最終盤での聖の痛恨の悪手。
同年8月聖病没。

松山ケンイチの身体を張った演技
は見応えがある。
演出が凡庸なのが惜しまれる。


DVD 共喰い ☆☆☆☆

■ 2013年 102分
■ 監督 青山真治
■ 原作 田中慎弥
■ 脚本 荒井晴彦
■ 撮影 今井孝博 
■ 音楽 山田勲生
      青山真治  
■ 出演 菅田将暉
         立石健  
      田中裕子


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畏るべし! 監督青山真治

    
 

映画 動くな、死ね、甦れ! ☆☆☆☆☆

■ ZAMRI,UMRI,VOSKRESNI! 1989年 ロシア 105
               (名古屋シネマテーク)
■ 監督 ヴィータリー・カネフスキー
■ 脚本 ヴィータリー・カネフスキー
■ 撮影 ウラディミール・プリリャコフ
       N・ラズトキン
■ 音楽 セルゲイ・パネヴィッチ



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なんと驚くべき映画か!

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これまでの映画観を一変させるほどの衝撃。


第3回 歌太郎・松之丞 ふたり会

 第三回ふたり会 
            2017年12月13日
     愛知県芸術劇場中リハーサル室


  171213 ふたり会
     (チラシより転載)

開場時刻15分前に並び、前から3列目席に座る。
全自由席150は当日券は既になく完売状態と見えた。

さて、本日のおふたりの演目は次の通り。

1 歌太郎 ガマの油
2 松之丞  赤垣源蔵徳利の別れ
  中入り
3 松之丞 難波侠客伝  違袖の音吉
4 歌太郎 芝浜

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 (写真は歌太郎さんのHPより)

歌太郎は、本年度NHK新人落語大賞を受けたせいか
余裕の感じられる様子で、2席ともとても良かった。

ガマの油売りの長い口上を、張りのある朗々、かつ
堂々とした語り口で、目の前にガマの油売りがいる
ような気にさせる出来栄えだった。

また、トリの演目「芝浜」は名人上手が師走によく
語る噺らしいけど、歌太郎の演じるそれも、歌太郎
流の滑稽味と温かさがにじむ熱演だった。

今年の5月に聴いた歌太郎から格段に進化している。
歌太郎を見直した。あなたは、精進しています。



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(写真は松之丞のさんのHPより)

松之丞の二席も充実の講談振り。
義士銘々伝の「赤垣源蔵」の描写の鮮やかさ。
薄笑い。
独り笑い。
薄目。
半眼。
伏し目。
瞑目。
酌み交わす。
深謝。
感恩。
永訣。

「音吉」の無邪気さと気風。
大人顔負けの啖呵。
畳み掛けるテンポの速さ。


観客聴客を引き込む松之丞の講談は
落語+演劇+効果音+講釈の態で、
爆笑を誘う。お客をノセる。
今わたしたちは松之丞ライブに参加してる
よね、という感覚にさせる不思議な魅力。
松チャンは確実に進化かつ深化しています。


歌松ふたりの2時間余のライブ。
それを体感した幸せな一夜であった。


映画 エンドレス・ポエトリー ☆☆☆☆

■ POESIA SIN FIN 2016  フランス/チリ/日本
  
128 (センチュリーシネマ)
■ 監督 アレハンドロ・ホドロフスキー
■ 脚本 アレハンドロ・ホドロフスキー
■ 撮影 クリストファー・ドイル
■ 音楽 アダン・ホドロフスキー
■ 衣装 パスカル・モンタンドン
■ 出演 アダン・ホドロフスキー
  
    パメラ・フローレス

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演劇でもなく
音楽でもなく
小説でもなく
映画だけが成しえる映像の奇想。

詩的イメージの連続でつづられる
あふれる生への賛歌。

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ホドロフスキーの映画は
あまりにも素晴らしく、
スクリーンを見つめながら
わたしの身体はふるえた。