映画 セデック・バレ ☆☆☆☆ 

■ 賽克・巴 2011年 台湾 第一部144分 第二部132分 

                           (シネマスコーレ)

■ 監督・脚本 ウェイ・ダーション(魏徳聖)

■ 製作 ジョン・ウー(呉宇森)

130514

スクリーンで展開される迫力の狩猟、抗争、戦闘シーンを

目にしながら、観客は否応なく考えさせられるだろう。

 

「霧社事件」は、80年余前の台湾における抗日事変だったが、

世界の各地で今もなお似たような抗争は続いている。

中近東でも。アフリカでも。そのほかの地域でも。

そのみなもとは、すなわち

群れ(部族・民族・国)の主張するidentityとterritory。

それを守るのための(それぞれの立場での)聖戦という名の戦さ。

流される勇者の血。あるいは名もなき人間たちの血。

そして、支配と服従、identityの蹂躙。

 

それらの意味を問うために

「セデック・バレ」の、

生首が転がる凄惨な迫力は、必要だったにちがいない。

 

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