映画 激戦 ハート・オブ・ファイト ☆☆☆☆

■ 激戦 2013年 香港/中国 116分 (ピカデリー)
■ 監督 ダンテ・ラム
■ 脚本・監督 ダンテ・ラム  ジャック・ン  
■ 撮影 ケニー・ツェー
■ 音楽 ヘンリー・ライ
■ 主演 ニック・チョン  エディ・ポン

 
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監督がダンテ・ラム。主演がニック・チョン
このコンビの映画は見逃すわけにはいかないので、
名古屋での封切日に映画館へ出かけた。

観る前は、犯罪映画ではなく格闘技映画ということで
本当に面白いのだろうか、と少し気に掛かったけれど
何と本当に面白かった!

総合格闘技シーンの圧倒的な迫力が素晴らしい!
ニック・チョン、エディ・ポンの体を張った演技。
二人の会話の妙を利かせた脚本。
リングサイトの臨場感に引き込む撮影。

熱い!
この映画はその言葉に尽きる。



映画 薄氷の殺人 ☆☆☆ 

■ 白日火 2014年 中国/香港 109分
                    (ミリオン座)
■ 監督・脚本 ディアオ・イーナン
■ 
撮影 トン・ジンソン
■ 音楽 ウェン・ジー 
■ 出演 リャオ・ファン  
グイ・ルンメイ

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なぜ、そしてどのようにしてバラバラの遺体は、かくも
遠方の各地に遺棄されたのか。
前半は、謎めいた殺人事件についての捜査が歯切
れのよいタッチで描写されていく。サスペンスの展開
もいい調子だ。

冷え切った町のクリーニング店に勤める女ジージェン。
事件の真相を探る元刑事ジャン。
そして、もう一人の男。

だから、最後まで上等なサスペンスであって欲しかった。
観覧車でのジャンの行為や、消防自動車の出動などの
シークエンスは蛇足の感があり、せっかくの作品を散漫
なものにしている。





映画 滝を見にいく ☆☆

■ 2014年 日本 88分 (センチュリーシネマ)
■ 監督・脚本 沖田修一
■ 
撮影 芦澤明子

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監督が沖田修一ということで期待して映画館に行った。

おばちゃん達独特のぼやきや、おしゃべり、行動などが
面白可笑しく描かれ、多少の葛藤状況もそれなりに用
意されている。

ただし、映画全体としては単調な、あるいは調和的な感が
あるのは否めない。
遭難体験は日常では味わえないドキドキの楽しい思い出
にとどまり、互いの反目もついには理解し合い笑って和解
するようなドラマの着地は、観客にはいささか退屈だ。

極め付けは、ラストシーンでの農家のおじちゃんのセリフ。
人の気持ちも知らないでつぶやく、人生を達観したような
一言。えっ、そんな締めくくりで終わっていいのだろうか。

うーむ、次回作に期待しよう。


冬の公園

                愛知県森林公園  1月14日


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映画 幸せのありか ☆☆☆☆☆ 

■ CHCE SIE ZYC(原題「彼は生きることを望んでいる」)
   2013年 ポーランド 107分 (名演小劇場)

■ 監督・脚本 マチェイ・ピェプシツァ
■ 撮影 パヴェウ・ディルス
■ 音楽 バルトシュ・ハイデツキ
■ 主演 ダヴィッド・オグロドニック  カミル・トカチ(少年時代) 

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観る者の胸の深いところに迫ってくる傑作!
マテウシュ役の男優ふたりの演技も必見。




以下は余談のつぶやき。
邦題は誰がどう考えて付けたのかは知る由もないが
大きな誤解と軽薄な予断を与えている。
原題のままのほうが断然よい…と思う。


 



   

映画 百円の恋 ☆☆☆☆☆

■ 2014年 113分 (シネマスコーレ)
■ 監督 武正晴
■ 脚本 足立紳
■ 撮影 西村博光
■ 音楽 海田庄吾 
■ 出演 安藤サクラ  新井浩文 

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一子のとろんとした半開きの目を
何を言っているのか判らない不明瞭な話しぶりを
いつも重い気怠さに包まれた態度を
一変させる出合い
百円の恋

一子が風邪を治すために延々と肉を食いちぎろう
とするシーンは、あまりにも美しすぎて言葉を失った。

軽躁ばかりの世間に、渾身の痛打を見舞う日本映画の快作!