九州みやげ 包装デザイン③ 花手箱

5月28日
   hanamoyou.jpg

熊本菓房の和菓子のお土産。
中身は、「すいぜんじ」「せんば小狸」の焼き菓子が詰め合わせてある。
食べてみると、ほんのり甘くて、日本茶によく合う菓子だ。

「花手箱」の元来は、山ツバキの花をあしらった人吉球磨地方木製の
郷土玩具で、女児への土産としての作られたという。

             hanamoyou2.jpg
花のあか、葉のみどり、枠のくろ、地のしろ。
あざやかな色つかいが、目に眩しい。

九州みやげ 包装デザイン② 大阿蘇牛乳キャラメル

5月26日

         九州おみやげ web 2014 0526


「らくのうマザーズの大阿蘇牛乳使用」と箱に記載されている。
「大阿蘇」という言い方は、阿蘇山の雄大さや、郷土への誇りが
感じられて好ましい。
18粒入りのキャラメル箱は、すそ野の緑があざやかなパッケー
ジが印象的だ。

ところで、阿蘇山の火口見物は、当日あいにくにも有毒ガスが
多く吹き出しているとのことで、立ち入りが禁止だった。

阿蘇プラザホテル

ともあれ、阿蘇は偉大なランドマークなのだ。
宿泊先のホテルの箸袋にも、阿蘇のお山がデザインされていた。

 




九州みやげ 包装デザイン① 和布刈神社の献上わかめ

2014年5月25日

北九州市の門司にある和布刈神社に寄る。
その社務所で販売されている「献上わかめ」を土産として買った。
縦18センチ横12センチの包紙の中身は、4グラムほどの干し若布(和布)である。

その献上わかめのスケッチが下の絵。ポストカード大。 


2014 0525 和布刈神社

和布刈神社で思い出されるのは、若い頃に読んだ松本清張の小説である。
小説の題名は「時間の習俗」。
再び読みたくなり、図書館で借りて読んだ。一気に読んだ。
          
時間の習俗
小説では、同神社の神事に「三千人くらい集まってくる}とあるのだが
神社も境内も意外と狭い。ほんとうにそれほど入れるのだろうか。それ
が率直な感想だ。(阿刀田高もこのことは同様の指摘をしている)
ともあれ、写真ネガのトリックが印象的な小説だが、読み返してみて
思うことは、清張の犯罪小説を面白くしているのは、刑事たちの捜査
活動の、膨大な徒労の凄さだった。

小説の舞台となった場所を訪れるのも、旅の楽しさの一つかも知れない。
それを和布刈神社は教えてくれたようだ。
    




 

映画 ペコロスの母に会いに行く ☆☆☆☆★ 

■ 2013年 東風 113分 (名古屋シネマテーク)
■ 監督 森崎東
■ 原作 岡野雄一
■ 脚本 阿久根知昭
■ 撮影 浜田毅
■ 
出演 岩松了 赤木春恵 原田貴和子 加瀬亮 大和田健介

140519.jpg 

ゆういちを演じる岩松了は、テレビドラマ「時効警察」での熊本管理
課長役で不敵な目付きと笑い顔、課内で浮いた存在の人物として
印象に残っている。
この人は「時効警察」の第三話を演出した才人で、劇作家、演出家
脚本家、俳優、映画監督である、と最近知って驚いた。今でもテレ
ビドラマでよく顔をみる人だ。

監督作品では「たみおのしあわせ」があるが、未見なので今度DVD
で観てみたい。
映画出演では「川の底からこんにちは」(2009)の満島ひかるの叔父
さん役が印象深いものがある。やはりちょっと不気味な目付きと笑い
顔を持った人物を好演していた。ついでながら、作品中のしじみ会社
の社歌がふるっていたのも面白かった。
上がる上がるよ消費税 金持ちの友だち一人もいない ♪♪
来るなら来てみろ大不況 その時ゃ政府を倒すまで 倒せ倒せ政府 ♪♪
シジミのパック詰め シジミのパック詰め 川の底からこんにちは ♪♪  


「ペコロスの母に会いに行く」のほうに話を戻すと
岩松のほかにも、赤木をはじめ出演者たち全員がいい。
きっと監督森崎東の期待に応えようとしたにちがいないように思う。

森崎東といえば、脚本のすじからはずれないだろうかとハラハラさせる
ほどのバイタリティあふれる演出が持ち味で、とても好きな監督さんだ。
「喜劇 女は度胸」(1969)から「ニワトリはハダシだ」(2003)までつい
ついわたしは追いかけているほどだ。
86歳になる人の演出は、相変わらずだれにも憚らない明るい猥雑さに
あふれる ボケるとも、悪いことばかりじゃなかかもしれん の惹句付き
介護喜劇映画をここに誕生させた。
繊細さが加わったバイタリティを感じさせる明るさがとてもいいなと感心
してしまった。

映画 ある過去の行方 ☆☆☆☆

■ LE PASSE 2013年 フランス/イタリア 130分 (ミリオン座) 
■ 監督・脚本 アスガー・ファルハディ 
■ 撮影 マームード・カラリ
  
140515.jpg 

全ての登場人物たちの心情。
その心情は、エゴと云ってもよいし、真情といってもよい。
監督アスガー・ファルハディは、それがあからさまになっていく様子を
羅生門的な手法で、サスペンスとして描いている。

同監督は「別離」(2011)、「彼女が消えた浜辺」(2009)と同じタッチで
突き放した視点のような、共感を込めた視点のような、微妙なタッチで
描いていくのだ。

描かれるのは、日本では考えにくい家族関係なのだが、
私に妙な切実感で迫る映画だった。


映画 WOOD JOB!~神去なあなあ日常~ ☆☆☆☆ 

■ 2014年 東宝 116分 (ピカデリー)
■ 監督・脚本 矢口史靖
■ 撮影 芦澤明子
■ 出演 染谷将太 長澤まさみ 伊藤英明

WOOD JOB 

なんといっても、本物の大木に圧倒される。

笑わせる場面が随所に散りばめられて爽快感が抜群だ。
染谷、長澤、伊藤英明はピッタリのキャラクター。

笑談ジャパン・スペクタクルムービーとでも呼びたいほどの
久しぶりに楽しい、そして力作の日本映画。








  

映画 夢は牛のお医者さん ☆☆☆★

■ 2014年 テレビ新潟 86分 (シネマスコーレ)
■ 監督 時田美昭
140509.jpg 
27年にわたる長期の取材。
彼女の目標を目指すまっすぐさ。
その二つが、この映画のすぐれたところだろう。

しかし、このドキュメンタリーの底に流れるほんとうに
伝えたいものがあるのなら、86分では短すぎる。












映画 ザ・スパイ シークレット・ライズ ☆☆☆☆ 

■ 2013年 韓国 121分 (シネマスコーレ)
■ 監督 イ・スンジュン
■ 
出演 ソル・ギョング  ムン・ソリ  コ・チャンソク

140508.jpg    


映画「オアシス」で主演したソル・ギョングとムン・ソリの
ふたりが出演する作品なので、映画館に足を運んだ。

スパイ活劇のコメディなのだが、意外にも面白い。
面白いキャラクターを達者な役者たちが演じており
まったく飽きることを知らない2時間だった。

私もそうだったが、観客たちは思わず声に出して大いに笑い、
あるいはくすりと静かに小笑いするシーンも随所にあった。

主人公ソル・ギョングの同僚を演じたコ・チャンソクもよかった。
ヤクルトを配るおばさん役の女優のうまさにも感心した。

いやぁ、韓国の活劇コメディは面白い。








DVD 風花 ☆☆☆

■ 1959年 松竹 78分
■ 監督・脚本 木下恵介
■ 撮影 楠田浩之
■ 音楽 木下忠司
■ 
出演 岸恵子 久我美子 川津祐介 
140504.jpg 
封切当時の多くの人々は、木下恵介の描く世界-
悲劇的な、あるいは献身的な人間の生き方-に
感涙したことだろう。
             *
しかし今日初めてこの作品をみた私は、撮影当時の
農村風景の美しさにこそ感激した。南信濃の遙かな
やまなみも素晴らしい。
記録フィルムのように貴重な映画だ、というのが正直
な感想だ。