DVD ノーボーイズ,ノークライ ☆☆☆☆

■ THE BOAT 2008製作 日本/韓国 114分

■ 監督 キム・ヨンナム   ■ 脚本 渡辺あや 

■ 主演 ハ・ジョンウ  妻夫木聡

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 魅力のある脚本で、最後まで観る者をぐいぐいと引っ張っていく力を持っている。

 主演のハ・ジョンウは、「許されざる者」「チェイサー」「哀しき獣」等で、すっかり

 私のお気に入り俳優の一人だが、この映画でも悲惨な男を好演している。

 彼の演じる、可笑しみと哀しみが同居したような男は絶品だといってもいいだろう。

 日本の妻夫木聡も、脚本とハ・ジョンウに助けられ、期待以上によさを発揮してい

 るのもうれしい映画である。

 

    

 

映画 甘い生活 (デジタルリマスター版) ☆☆☆☆☆

 LA DOLCE VITA イタリア/フランス 初公開1960年 185分

         (ミッドランドシネマ名古屋空港 デジタルリマスター版173分)

■ 監督・原案・脚本 フェデリコ・フェリーニ

■ 出演 マルチェロ・マストロヤンニ  アニタ・エクバーグ  アヌーク・エーメ  

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 傑作!

 やっと 映画館で観ることができる幸せ!

 魔術的で 甘美で 豊饒なフェリーニの世界に酔うがいい!

DVD 過去を逃れて ☆☆☆☆★

■ OUT OF THE PAST〈日本未公開〉 アメリカ 1947年 97分

■ 監督 ジャック・ターナー

■ 出演 ロバート・ミッチャム ジェーン・グリア

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 ロバート・ミッチャム演じるどこか虚無的な元探偵

 ジェーン・グリアの底の知れない悪女ぶり

 じわじわと破滅の深みに沈んでいくストーリー

 ぞくりとする雰囲気が何とも堪らない映画だ。

 

 

DVD ワンス・アポン・ア・タイム・イン・チャイナ外伝/アイアンモンキー ☆☆☆

■ 少年黄飛鴻之鐡馬留 香港/台湾 1993年製作 89分

■ 監督 ユエン・ウーピン(袁和平)  脚本 ツイ・ハーク(徐克) 

   出演  ドニー・イェン(甄子丹)

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 ワイヤーアクションそのものは素晴らしい。

 しかし、話の先が見えていて、しかも現実離れし過ぎたアクションシーンが

 延々と続くのをながめるのは、観客としてちょっと辛いものがある。

 それにしても、この映画のなかのドニー・イェンは若く、動きに切れがある。

 それを見ることは、楽しいことではあった。

 

   

うつし うつくし 愛知県美術館

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「うつし うつくし」と題した愛知県美術館での展覧会。

久しぶりに川瀬巴水の版画をみました。

美術館所蔵(寄付作品)のうち、「晴天の雪(宮島)」、「目黒不動堂」など

十三点が展示されていました。

とりわけ美しいと思ったのは、「清洲橋」(昭和6年作)で、夕暮れの隅田川に

架かる橋の風景版画。

巴水の木版画はいつみても、素晴らしい、の一言です。

福井県立恐竜博物館

子供に返ったつもりで、ちょっと覗いてみよう。

軽い気持ちで、恐竜博物館へ入って、びっくり。

これほど展示物が豊富で、規模の大きい、本格的な博物館だったとは!

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雨の土曜日でしたが、家族連れや、若い人たちで

館内には、予想以上に人が多くいました。

さて、この博物館の良さとは、

復元された骨格標本の数の多さに圧倒されます。

動く恐竜のリアルさに驚かされます。

研究調査員が仕事をしている様子も見学できます。

子供はもちろん、大人が楽しめます。

充実した博物館に久しぶりに出くわした-そんな今日でした。

絵画展示会  長久手文化の家

長久手市主催のアートスクール作品展を見てきました。

知っている人の作品も発表されているからです。

絵画の部は、日本画や水彩画、そして油絵。

描かれているものは、風景、人物、静物などですが、

どの作品も、色づかいの美しさが、印象に強く残りました。

展示期間は、3月13日~18日となっています。

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     水彩画                油絵

映画 キツツキと雨 ☆☆☆★

■ キツツキと雨 129分 (ミリオン座)

■ 監督 沖田修一

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日本映画の秀作の一編だ。

「南極料理人」は、押さえきれないエゴが出てしまった後にあわてて後悔する

ような人間たちの本性を、ユーモアたっぷりに描いた話だったのに対して、

「キツツキと雨」は、“山里で行われた映画ロケについてのちょっとイイい話”だった。

だから、物語としてのインパクトや風景の新鮮さは、前作に比べると弱いのだが、

しかし、妙に印象的に残るショットをいくつか持った魅力的な映画なのだ。

縄と特殊な足駄を使い器用に木を登っていく山男の動作。

最終電車に飛び乗り去って行くサード助監督の安堵した表情。

妹に指摘され、妻の3回忌を忘れていた自分に呆然とする主人公の姿…など。

この映画がすぐれているのは、ハートウォーミングなエピソードなどではなく、こうし

た人間の動作や姿がリアルであるという点だろう。

監督沖田修一には、これからも注目したい。

DVD シルクウッド ☆☆☆★

■ SILKWOOD アメリカ 133分 1983年製作

■ 監督 マイク・ニコルズ

■ 主演 メリル・ストリープ

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 映画「卒業」から16年後 マイク・ニコルズはこの映画をつくった。

 実在の人であるシルクウッドは プルトニウムペレットを製造する会社に従事す

 る女性。労働活動家として活躍する最中に不審な事故死をとげる。

 ニコルズは 彼女の日常生活ぶりや 会社で働く人たちの様子を丁寧に描き

 メリル・ストリープは シルクウッドの感情の起伏を好演する。

 広がる深刻な汚染。

 会社の隠蔽体質。

 危険な場所で働かざるを得ない者の葛藤…。

 それらは 2012年現在の日本の状況に 余りにも余りにも 似ている。

 

DVD 散り行く花 ☆☆☆☆★

■ BROKEN BLOSSOMS OR THE YELLOW MAN AND THE GIRL

   アメリカ 1022年初公開 83分

■ 監督 D・W・グリフィス

■ 主演 リリアン・ギッシュ

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  リリアン・ギッシュの名は DVD「狩人の夜」で初めて知った。

  そのギッシュが演じる少女の表情の何という素晴らしさ。

  さまざまな表情をじつに豊かに演じている。

  その美しさこそ、映画「散り行く花」のほとんど全てだと云える。

  ギッシュの最期の表情は、映画「勝手にしやがれ」のラストで

  見せるJ・P・ベルモンドの動作に影響を与えたのは有名な話だ。

  しかし、「散り行く花」は、それだけではない。

  キュブリック監督「シャイニング」の戦慄のショット-扉を破る斧

  のショット-にも、大いに影響を与えている、と私は思った。

  すぐれた古典は、常に多くの事を学ばせてくれる。