10月の映画+DVD 2009
映画
ヴィヨンの妻 ☆☆☆☆
リミッツ・オブ・コントロール ☆☆☆
ヴィヨンの妻
■ ヴィヨンの妻 114分 ( MOVIX 三好 )
■ 監督 根岸吉太郎
■ 私の採点 ☆☆☆☆
リミッツ・オブ・コントロール
THE LIMITS OF CONTROL
■ リミッツ・オブ・コントロール
115分 米国 (名古屋 ミリオン座)
■ 監督 ジム・ジャームッシュ
■ 私の採点 ☆☆☆
DVD
悲情城市 ☆☆☆☆☆
百年恋歌 ☆☆☆★
珈琲時光 ☆☆☆☆
先月、台湾に観光旅行をした。
20年前に映画館で観た「悲情城市」の舞台となった、台湾北部の九份を訪れた。
そこは、すっかり観光地化されてはいたが、路地に残る古い家屋を目にすると
トニー・レオンの演じた文清の、深い憂いをたたえた表情が思い出された。
帰国してから侯孝賢の映画を無性に観たくなり、DVDを立て続けに3編も観る
ことになったのだった。
彼の映画に、私はとても心ひかれるものを感じる。
■ 悲情城市 A CITY OF SADNESS 159分
製作 台湾 公開 1989年
■ 監督 侯孝賢
■ 私の採点 ☆☆☆☆☆
「悲情城市」は傑作だ、とあらためて思う。
■ 百年恋歌 「最好的時光」 THREE TIMES 131分
製作 台湾 公開 2005年
■ 監督 侯孝賢
■ 私の採点 ☆☆☆★
この映画のよさは、百年前の恋も、五十年前の恋も、今の恋も
同じ比重で描いているよさだ。
■ 珈琲時光 108分
製作 日本 公開 2003年
■ 監督 侯孝賢
■ 私の採点 ☆☆☆☆
酒の勢いを借りても何も言えない、のではなく、
酒の勢いを借りても何も言わない父親がいい。
冷えた肉じゃがの、イモばかり口に運ぶ表情がいい。
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