さよなら さんた   

    ベランダをながめるさんた 9月28日の朝

        ( ワットマン SM )

08_0928 

 9月29日の未明 さんた 永眠す。              

 猫齢21歳。                                                                                                        

 「さんた」は、三代目のさんたでした。

 一代目のねこを飼い始めた日がクリスマスだったので、さんた。

 それ以来、私の家のねこは、その名を襲名しています。

 二代目まではおすねこでしたが、「さんた」はめすのねこでした。

 1988年春、わが家の二男に学校帰りの公園で拾われてきました。

 生来おくびょうで、ひっこみ思案のねこでしたが、

 しかし、ひょんなことに家出をし、3か月後に腹を空かせやつれ果て

 て戻ってきました。それっきり外出することには懲りたようです。     

 ときに悪戯をして人間に叱られると、反省めいた表情をすることが

 よくありました。どうして怒られているのか判らないのだが、ともかく

 自分は悪いことをしたらしいや、という表情です。       

 晩年のさんたは、飄々として毎日をすごし、ときどき注意されても

 聞こえぬ風情を決め込みました。それには、人間たちも苦笑する

 しかありませんでした。                               

 そんなおもいでを残して、きょうの朝早く、眠ったままあの世に

 逝ってしまいました。

 忘れがたいねこ さんた

 ずーっと ずっと だいすきだよ さんた 

 2008年9月29日に永眠。

                                                                                                       

        

 

「さんた日記」 その12

                                                               

 梅雨の季節だ。

 私の毛が、生えかわる季節でもある。

 このごろ目方もすっかり減って、2㎏ほどになった。

 ぼんやりと過ごすことも多くなったようだ。

 うーむ。としをとった所為だ…と思う。                                       

    

                 Web_sannta01

    Web_sannta03

                   Web_080703                                     

 

謹賀新年

 あけまして、おめでとうございます。

 見てくださる皆様にとって、今年が佳い年でありますように。

 「Sketchプラスワン」のご愛顧もよろしく願います。

 Sannta

              さんた 20歳

暖かな冬の日曜日

 Web_sikuramenn

   ( キャンソン紙 F3 )

 愛知県地方は、このところ温暖な日が続いています。

 鉢のシクラメンが、さしこむ暖かな光を受けています。

 猫のさんたも、窓辺のテーブルで日向ぼっこ。

 ぽかぽかと 背中が温かそうです。

 穏やかに時間が止まっている。そんな日曜日の午後です。 

「さんた日記」 その11 19番目の冬

 Web_07_1205_2

      ( キャンソン紙 F4 )                                               

今年も来た12月。

19番目の冬。

テーブルに うつるユズの淡い影。

あたいは 窓辺で ぼんやり と

冬の 日ざしに ぼんやり と。

あたいの 19番目の冬。

「さんた日記」 その10 明日は敬老の日

Web_07_0915

              (文庫版スケッチブックより)

明日は、敬老の日とか。

あたしは今年20歳。人間で言うと何歳になるのだろうか。

最近少し痩せて、体重2.4キログラム。足腰も弱ってきた。

しかし、どういう訳か、食欲だけは旺盛で、

柔らかいタイプのキャッツフードを、がつがつと食べる。

このスケッチは、主人が近頃のあたしを描いたもの。

何だか、日日是好日。日々平安といった姿ばかりだナ。

明日は敬老の日。

まどろむ時間が、ますます増えてきたような気がするあたし……。 

 Web_07_0915_2

「さんた日記」 その9 やっと元気に

       Web07_0421_3_1

3月下旬、もう死ぬのかと思った。急に何も食べられなくなり、その上動けなくなった。ぐえッぐえッと空嘔吐の連日で、ぐったりとする状態が1週間。体重は1㎏近くまで減った。でも、なぜか、その後、食欲が出てきた。軟らかいキャッツフードなら食べられるようになった。体重も2.5㎏まで戻った。奇跡の回復。やっと元気になった。

19年前の春、学校帰りの公園で、この家の子供に拾われたあたし。もう19歳。元気になれてよかったナ。毎朝5時にゃぁにゃぁ鳴いて起こすのを、我が家の人間たちは端迷惑に思いながらも、嬉しそうだナ。

Web07_0421_1  Web07_0421_5_1

    丸くなって眠る               上向きに眠る   

「さんた日記」 その8 寒い 彼岸の入り

        Web_32    

今日はお彼岸の入り。 しかし 外は冷たい冬の風。

椿の花は咲けども 桜の蕾は固いまま。

寒いあたしは 毎朝の5時に 決まって 主人の蒲団の中へ。

寝ている枕元から潜っていくので しばしば外へ放り出される。

あたしは、何故だか、足下から入ることができない。

何故だか、ニャーニャーを5回ほど鳴いてからしか入れない。

人間には迷惑だろうが 枕元からごそごそと入る。

それが あたしの癖 習性というものかしら。

しばらく続くや 寒い日々  ああ 暖かい日溜まりの恋しや。

春はいま何処に  春よ 来い。

「さんた日記」 その7

今年の年賀状を、下の2種類に決めたらしい。アタシの姿を描いたものもあるが、それを貰った人は、何で猫の絵が?と思うのではないだろうか。うん、不思議ついでで思い出した。ネコはなぜ干支に入っていないのか、昔不思議に感じたことを。しかし、今でもその訳は知らない。

  Photo_30    Photo_31

「さんた日記」 その6 冬の窓辺

         06_1203_web

昼からぐっと寒くなってきた。窓の外の景色もうすら寒い。あたいは猫だけれども、人間のつくる詩が分かるときがある。今日がそうだ。牧水という人の短歌を実感できる。

曰く

    冬の日の ひなたに居れば

       そこ此処と 痒くなる身の古りにけらずや    と。

いよいよ冬は始まったんだなあ、猫も物思いに耽るのだ。 

 

「さんた日記」 その5

   06_1114web  

主人は、少し風邪気味のようだ。朝からぼうっとして、ごろごろしている様は、まるで年寄りのねこ状態である。あたしは、風邪を移されてはかなわないので、できるだけ離れた場所で眠る。なにしろあたしは、人間の歳で言えば80歳ぐらいなのだ。風邪をひくと治りが遅い。あ。主人が起きてきた。何やら描いているようだ。大きな樹の絵だな。それと、コスモスの絵も描くようだな。

 

 

「さんた日記」4 今年の秋は今のところ暖かだ

            06_1106_web

秋も11月半ば、我が家はやっと扇風機を片付けたようだ。暖かい秋の日が続いて、うたた寝もソファの上で快適だ。でも、来週辺りから、寒くなるらしい。木枯らしの季節は好まない。

「さんた日記」 その3

           06_1005__1                                                                                             

10月に入って長雨が続いている。ずいぶん涼しくなって、食欲も出てきた。明日は、中秋の名月夜だそうな。雨月のようだけれども。

「さんた日記」 その2

               06_0923_

今日は、お彼岸の中日だ。そのせいか、朝夕はずいぶんと涼しくなってきた。家人は、瀬戸で開催中の「招福ねこまつり」に出かけている。あたしたち猫をモデルにし、陶器や描画、木工などに表現した展覧会で、それを見に行ったというわけだ。

ところで、猫が福を招くというのは、どういう事から思いついたのだろうか。あたしたちの丸まった手の先(本当は前足の先なのだけれど…)が、おいでおいでをしている形に見えるからだとしたら、ちょっと単純すぎる発想と言えなくもない。猫の分際で何なのだが、さらに一寸だけ言わせてもらえば、そういう単純なところが人間たちのいいところなのだ。カワイイところなのである。

それにしても、静かな昼下がりの眠りは、うーん とても気持ちがいい。お日さまは、ぽかぽか。さんたは、すやすや。

「さんた日記」 その1

9月の名古屋はまだまだ暑い。毛を纏っているあたしには、キビしすぎる。わが家の人間たちは、この暑さのおかげでスイカが美味しく食べられてイイね、などと呑気な話をしている。こちらは、当分耐える日々が続きそうだナ。

                                 Photo_3